手から手へ
生前に伝わる
佛の教え
生前に授与されることが本来です
仏を信じる者として人生を精一杯生きる
そのための新たな誓いです
生前に授与されることが本来です
仏を信じる者として人生を精一杯生きる
そのための新たな誓いです
生きる人への
戒名授与が
本来のすがた
そもそもお戒名(かいみょう)とは何なのか、なぜ必要なのか、疑問をお持ちの方も多いかと思います。
お戒名とはお釈迦さまの弟子(仏弟子という)となる時のお名前のことです。十六条の仏戒(ぶっかい)という決まり事を守り、お釈迦様の弟子として日々の生活を正しく生きるというのが本来の意であり、仏教を信仰する者のすがたです。つまり「生きているうちにお戒名を授かるのが本来」なのです。
しかしこのことは世間に浸透しておらず、お戒名の授与を死後のご葬儀にて行うことが多いため、お戒名は「亡くなった時にもらうもの」「亡くなってからの時の名前」と感じる方が多いのです。
生前の授与について「縁起が悪い」と仰る方もいます。それはまさに亡くなってからの名前だと“勘違い”しているのです。お戒名授与は、仏教を信じる者としてこれからの人生を精一杯生ききることを心に刻む、尊い行いなのです。
龍仙寺では毎年多くのお檀家さまにお戒名を授与しています。どうぞご相談ください。
お釈迦さまの
弟子として
明日を生きる
十六条の仏戒とは?
三帰戒(さんきかい)
①仏は大いなる教えの師となるが故に帰依す
②法は大いなる心の良薬なるが故に帰依す
③僧は勝れたる友なるが故に帰依す
三聚浄戒(さんじゅじょうかい)
①清浄の心をもって一切の不善をなさない
②清浄の心をもって一切の善行に励む
③清浄の心をもって永く世のために尽くす
十重禁戒(じゅうじゅうきんかい)
①命あるものをことさらに殺してはならない
②与えられていないものを手にしてはならない
③道を外れた愛欲を犯すことがあってはならない
④偽りの言葉を口にしてはならない
⑤酒に溺れて生業を怠ることがあってはならない
⑥他人の過ちを責め立ててはならない
⑦己を誇り、人を傷つけてはならない
⑧物でも心でも施すことを惜しんではならない
⑨怒りに任せ自らを失ってはならない
⑩仏法僧を誇り、不信の念を起こしてはならない
自分のためだけに“生”を全うするのではなく、誰かのために“生”を全うする生き方をともに歩みませんか?